心の動きと共に座る

ヨガや瞑想についての読み物

3月~4月にかけて、
自分の体や感覚の動き、そしてその原因を観察し続ける瞑想を行っています。
今週よりそれに加えて、
心の動きと共に座る練習をしたいと思っています。

私もリードはしていきますが、
瞑想の練習中は集中していて、そこまでリードの内容を聞く、ということもないかと思いますので、
短い記事になりますが、
少しずつ(私の勉強もかねて笑)更新していきたいと思います。

マインドフルネスストレス低減法より
「心の中の思いと共に座る」

  1. 心の中の考えや、思いのプロセス自体に意識を向ける。
  2. これを心の中の出来事として捉える
  3. できるだけその考えについて考えたり、次の考えについて考えたり…というように、引き込まれていかない。(※自分が観察をしているのは、考えが浮かんでくるプロセス)

これは感覚の観察でも同じように練習してきたと思います。

いろんな感覚や思考は、他の感覚や思考の影響を受けて
生まれ、形を変えて、水のように流れていくもの。

瞑想の練習中の自分のマインドの動きや感覚の動きを思い出してみると
分かりやすいと思うのですが、
様ざまな思いが浮かんでは消えて、
気が付くとさっきまでとは全く関係のないことが、頭に浮かんできたりします。

この変化や変容を観察する。

そして観察することで、
「すべては常に変化するもの」
ということを学んでいく。
自分の経験として、実体験から理解する。

というのが、瞑想の一つの目的です*

そして次の4つ目以降。
↓↓↓

  1. 一つ一つの思いは長く続かない、という点に気づく。
    →思いは浮かんできた、と思うとどこかへ行ってしまう、一過性の物。
    そのことに気づきます。
  2. 一度離れた思いがまた戻ってくることも。
    その時には、どんなふうに戻ってくるのか、ということを観察してみる。

諸行無常

ちょっと唐突ですが笑。
昨年の108回太陽礼拝で仏教のお話をさせてもらいましたが、
仏教の根本的な考え方の一つ。「諸行無常」のお話をしました。

(ここから先は若干私の現時点での捉え方が入っているので、
また変わるかもしれないし、ちょっと違うことを言っているかもしれません汗)

諸行無常、というのは平家物語で勉強した通り、
全ては常に移り変わるもの。

それにプラスして、
「今の悩みも永遠ではないよ」という風に励ましの言葉に使ったりする方もいらっしゃいますが、
そしてもちろん永遠ではないし、まっとうな意見なのですが。

落ち込んでいる人に向かってのこの言葉は…凶器です…。

なので私は絶対に言いたくありません笑。


それは良いとして、
全ては移り変わるもの=移り変わらないと勘違いして、今の状態に固執することが苦しみを生む。
ということの方が、現在の私にとっては大切なことです。

例えば…。自然の流れに沿っていれば、
多分母の方が早く亡くなります。
永遠に生きてほしいとか、この状態が長く続けばいい、という欲が、
居なくなった時の悲しみを大きくしますよね。
永遠に一緒にいられるわけではないから、
今の時間を大切にできる。
それが十分幸せなこと。と、私は思いながら母と過ごしています。
(まあ、イライラしますけど(笑))

アンチエイジングも同じことが言えると思います。

歳をとれば、しわも増えるし、
ハリや艶もなくなります。
でもそれは、年齢を重ねてきた自分の年輪のようなものなのに、
それをなくそうとする…。

それなら、
身体は変化するものだから、その年輪の分だけ充実させていこう。という気持ちになれたら、
毎日のストレスが少し減るかな、とも思います。



楽しい時間も、お金も一過性のもので、
形は常に変わり続けます。

それを「ずっと続けばいい」と思ってしまうこと。
これが苦しみの元になるから、
「今、ここ」を大切に、
自分が満たされていることを知りましょう★

みたいな感じにとらえています。

「辛いことはいつかなくなるよ」
という考え方よりも、
「変わるものと変わらないものを理解すると、幸せに生きられるよ」

と心で思っている方が、私はほんのりhappy☆

そして瞑想の中でも、そんな風に考えられるような練習をしたいな、と
毎日座っている感じ。

もちろん頭の中にはいろんな考えが浮かんで、
嫌な感じがする日も、集中できない日もたくさんあって、
囚われて、引っ張られたまま戻って来られずにタイマーが鳴る、
なんてことはしょっちゅうです笑。

でもこれを重ねていけば、
真理に近づけるのかな、なんて思いながら座っています。


心の中の思いと共に座りながら、
心や体の変化を観察してみてください★

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