私たちは一日に20,000~30,000回の呼吸をしています。
それなのに瞑想やヨガの習慣がない限り、なかなか自分の呼吸に気づくことはありません。
この呼吸を意識することが、マインドフルネス瞑想の基礎となります。
今日はその中で先日行った意識的な呼吸についてのお話をしますね✎
意識的な呼吸をするとは?
日常生活の中で私たちの心と体は、ばらばらに離れてしまうことが多いです。
未来への不安、過去の後悔、
夢中になりすぎたり、感情に揺さぶられたり…。
でも呼吸を意識する、ということで
「今、ここ」「自分の体」「自分のホーム」へ帰ることができます。
安定した座り姿勢をとり、自然な呼吸をします。
呼吸の出入りを鼻先の空気が当たるところで感じてみます。
ゆっくり呼吸しなくても大丈夫◎
呼吸を意識するだけで少し落ち着いてくるのがわかるかもしれません。
そしてその中でよかったら、こんな言葉を唱えてみてください✎
息を吸いながら、吸っていることに気づく
息を吐きながら、吐いていることに気づく
息を吸いながら、吸う息の端から端までをたどる
息を吐きながら、吐く息の端から端までをたどる
息を吸いながら、体に気づく
息を吐きながら、体の力を抜く
息を吸いながら、入ってくる息が深くなるのに気づく
息を吐きながら、出ていく息がゆっくりになるのに気づく
これは先日のクラスの中で紹介した
幸せの瞑想
の中から抜粋したフレーズです。
私がしっくりきたものだけですが…。
吸う息の冷たさ、吐く息の温かさ
吸う息の軽さ、吐く息の重たさ
吸う息が満ちて、吐く息が広がる
↑
これは私が自分自身でよくイメージする表現ですが、
こんなフレーズも唱えてみると、意識的に呼吸しやすいかもしれません。
呼吸の四段階
ついでに笑。
呼吸は四つのパートに分かれます。
吸う→吸い切った時の一瞬の間→吐く→吐き切った時の一瞬の間
呼吸をしながらブランコの揺れをイメージします。
息を吸い切った時、ブランコが振り切れて一瞬ふわっと止まるように、
吐く息までの一瞬に、静かな間があることに気づくでしょうか?
そして息を吐き始めて吐き切った時に、またブランコが振り切れて一瞬止まるような時間。
それと同じような静止した時間を感じてみます。
自分の呼吸の波をブランコの揺れと重ねてみて、
その一瞬止まる、何もない時間も感じてみる。
そうすると吸う息の始まり、吸う息の終わり、吐く息の始まり、吐く息の終わりを感じやすくなり、呼吸に集中しやすいかもしれません。
私はこのイメージがとても好きなので、
ついでに(?)書かせていただきました。
呼吸に気づく、意識的に呼吸をする、というのはとても簡単なことなはずなのに、
日々忙しく過ごしている私たちにとってはとても難しいことかもしれません。
瞑想として改めて、ではなくても
少し心が揺さぶられたときに、自分のホーム、自分の体に戻る一つの方法として
少し呼吸を感じてみてください☆