今日は、今練習しているヴィパッサナー瞑想について、
手順や意識してほしいことなどをまとめて書いていこうと思っています。
今までに書いた内容と重複する部分が多くありますが、「まとめ」として読んでいただけたら、と思います。
arriving〈坐につく〉/centering〈中心化〉
どんな瞑想の本を読んでも、どんなクラスを受けても、
まずはここから★
ヨガに慣れ親しんでいる方は「では始めましょう」の声で、
すっと安定した座り姿勢をとることが習慣化していると思いますが、
まだヨガを始めたばかりだったり、初めてだったりすると、
改めて「安定して座る」と言われると、なんとなくもぞもぞとむずがゆく感じるかもしれません。
ポイントは「力まないこと。でも緩めすぎないこと」
これは余談ですが、日本の学校で教わる「きをつけ!」の姿勢は
背中が反りすぎて、肩に力が入りすぎているような気がします。
下半身は安定して、背骨はすっと伸びた状態。
そこから少しずつ意識を自分の体の内側へ向けていきます。
力が良い感じに抜けたら、おへその少し下のあたり。その内側。
「丹田」を意識してみます。
丹田というのは実際に存在しているわけではないので、完全にイメージです。なんとなく、でOK。
そこに自分の重心を置きます。
そして呼吸へと意識を移してみましょう。
自分の体、体の内側、呼吸へ集中するときの大切なこととして、
①リラックスしていること
②でも意識は覚醒して、クリアな状態であること
③この状態をキープすること
さらにはこの順番も大切で、
意識をクリアにすることから始めると自分の良いように瞑想の方向性を変えてしまうことがあります。
そして意識までリラックスしてぼーっとしたような状態だと、今度は眠気やだるさが起こってきます。
まずはリラックス。そして意識をクリアにはっきりと目覚めた状態を保ちます。
呼吸の観察
自然な呼吸をして、「息を吸っている」「息を吐いている」そのことだけを意識します。
瞑想をしたことのある方はわかると思いますが、
この「ただ呼吸に集中する」ということが難しい!!
でも、やります笑。
呼吸瞑想(アナパナサティ)
呼吸だけに集中する瞑想、アナパナサティ。
鼻先や鼻の下あたりの空気の触れる場所へ意識を集中させて、
呼吸に気づく瞑想法です。
もし空気の触れる場所がわからなければ、一度深呼吸や強めの呼吸をして、
空気が感じられる場所を探してみてください。
いろいろ本を読んだり勉強してみたんですが、
絶対に鼻先、という先生と、
呼吸がわかるならお腹や胸の動きでも…。という先生といらっしゃるようです。
私はあまり集中力のある方ではないので、
お腹や胸の動きなどへ集中の場所を変えると、なかなか呼吸だけを観察するということができないので、
鼻先だけ、と決めています。
瞑想の練習中もそうですが、瞑想のやり方を10分の間でもころころ変えて、
余計に意識が散漫になったこともあります笑(本末転倒笑)
なので基本的には、鼻先だけ。その一点。呼吸の出入りする場所だけに集中を向けます。
呼吸を見る
呼吸の出入りの観察の仕方として、「門番になったように」という表現があります。
門番はただ門の横に立って、出入りする人を見守るだけ。
門の中へ入っていった人を更に追っていくこともないですし、出ていった人がどこへ行くのか?を見つめ続けることもありません。
そんな風に、呼吸の出入りを見つめます。
「今、呼吸が入ってきた。今、呼吸が出て行った」
「吸う息の始まり、吸う息の終わり。吐く息の始まり、吐く息の終わり」
これを観察します。
集中してくると、呼吸が微細になってくることがあります。
私は最初こういうことが起こるというのを知らず、呼吸に気づきにくくなってくるとわざと呼吸を強めていました。
でもこれは、呼吸をコントロールしているということ。
自分で操作をしてしまっています。
微細になって、空気の感覚がわかりづらくなっても操作せずに、
意識を向け続けます。
続く...
すごく長くなる気がしてきたので、
呼吸まででいったんこの記事は締めます笑。
呼吸へ集中する、というのがまず集中しやすいですし、
ここから意識を広げていくので、呼吸に集中できないと感覚や感情に集中するのも難しく感じるかな、と思います。
まずは座って、何もしない。そして呼吸に集中する、ということを練習してみてください★