八支則より「シャウチャ」

ヨガや瞑想についての読み物

10月の瞑想クラスは引き続き、八支則についてお話をしながら
練習をしています。

私の学んだことをベースにお話ししていますが、捉え方は本当に人それぞれ、先生によっても違ってきます。
あくまでも私の感じたこと、思ったことをベースにお話ししているということだけ、ご理解の上、
練習をしてもらえたら、と思います。

先月は「しない方が良いこと、してはいけないこと(ヤマ)」についてお話しながら、
練習をすすめていました。

今月は「した方が良いこと、するべきこと(ニヤマ)」をお話しています。

ニヤマ(した方が良いこと、勧戒)

ヨガスートラでは、するべきこととして

①シャウチャ…心と体、そして環境を整えておくこと
②サントーシャ…足るを知る
③タパス…規律正しく生きること、苦行
④スヴァディアーヤ…自己を学ぶこと、書物を読むこと
⑤イシュヴァラプラニダーナ…献身的な心を持つこと、自然の摂理の理解


と、書かれています。

なんだか「自然の摂理???」となんだか難しい感じもしますし、
このスートラの書かれた時代は、「瞑想」というとお坊さんやヨガの修行僧の人たちの行っていたことなので、
現代社会に生きている私たちにとっては、なんだかよくわからない。
という言葉も多いかと思います。

ありがたいことに、現代社会に合わせた訳もたくさんありますし、
いろんな先生の哲学の講座やWSでも、私たちの生活になじみやすく、また現代でも活かせるように説明してくださっているものが多いので、

そんな風に、
「今の時代でいうと、こんな感じかな??」と、
自分の生活に照らし合わせて考えてもらえたら、と思います。

シャウチャ(清潔を保つ)

清潔を保つ、とは?
毎日ちゃんとお風呂に入りなさい!!ということだけではありません笑。

身体も、日々過ごす家、仕事場、ヨガを練習する場所など環境も整えておく。
そして心も整えておく。
ということです。

「床のスペースは心のスペース」と言われて、なるべく床には物を置かないようにしていますが、
部屋の状態は心を表している。というのはなんとなく想像がつくのではないでしょうか?


汚い部屋や散らかったデスクで仕事をしても、
なかなか集中もできないですし、タスクもごっちゃになって仕事の効率も落ちてしまいます。

そして逆も。
心がすさんでいたり、疲れ切っていたり、ストレスが溜まっているときなどは、
部屋も散らかって、空気も荒れている感じがします。

心、体、環境を、
常に風通しの良い状態にしておくこと。
整えておくこと。

これが「シャウチャ」です。

体は人生を経験するための道具

インドの哲学では、「体」というのは人生を経験するための道具。と言われます。
ヨガでもよく耳にするかと思いますが、
私たちの感覚器官や感情、体というのは、
本来の私たちとは違うもの。

「本当の自分」というのは一番内側の、玉ねぎの芯のようなところで、
純粋なものです。
そしてそれを様々なレイヤーが取り囲んでいるような状態。まさに玉ねぎです。

そして私たちは体を使って、人生を経験&体験しています。
(この考え方はストレスの軽減にとても繋がるので、またいつか詳しくクラスで説明したいと思います。)

では自分の体が自分の大切な道具だとしたら、
どんな風に扱うでしょうか?

使ったら手入れをし、きれいに掃除をして、
使いやすく、そして長く使えるようにしますよね、きっと。

自分の体や環境も同じ。
常にきれいに、使いやすくしておくことが大切である、ということです。


更には本来の自分と道具である体の境目が、シャウチャの実践によってはっきりしてくる、と言います。

はっきりしてくれば、本来の自分というものもクリアに見えるようになってきます。

そうすることで感情に引っ張られたり、感情のままに行動して
自分の選択肢を減らしたり、という状況が生まれにくくなっていく。
というのがシャウチャの一つの捉え方です。

ヨガはもともとは、その本来の自分に近づくためのもの。
ダイエットや肩こり解消などは副産物のようなもので、
八支則に書かれたことを日々実践することで、自分の一番中心の純粋でクリアな部分に気づきやすくなり、
穏やかに暮らせるようになる☆

そんな風にとらえてもらえたら、と思います。

ヨガや瞑想の中でできること

シャウチャを意識しやすいヨガのポーズもいくつかありますが、
ポーズでなくても、
「自分に必要のなくなったもので、体や頭の中が埋まっていないか?」ということに集中してみるのはどうでしょうか?

よく「デトックスヨガ」という形で、体の老廃物を流しやすくするために
ねじりのポーズや、発汗作用のあるポーズを入れているクラスもあるかと思います。

それを自分のマインドに置き換えてみるのはどうでしょうか?

気づかないうちにいらなくなった考え方、
これ以上考えても仕方のない過去の出来事なんかに、
頭や心が占領されているような感覚があるとき。

「手放してもよいものを、吐く息に混ぜて外へ送りだす」

そんなイメージで、ポーズ、そして瞑想の練習時の呼吸法を行ってみると、
少し心に余白ができたような感覚が生まれるかもしれません。

普段の生活でも同じように、必要なくなったものを手放して、
風通しを良くしておく。

そうすることで、心や頭がクリアに。
穏やかな生活へ近づく一歩かもしれません。

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